マンション投資、複数戸で失敗しない!メリットとリスクを徹底比較

マンション投資、複数戸で失敗しない!メリットとリスクを徹底比較

この記事の3行まとめ

  • 複数戸で収入増・節税・リスク分散が狙える
  • コスト増とキャッシュフロー悪化に注意
  • 2戸目は3つの判断基準をクリアしてから
目次

マンション投資の1戸目が軌道に乗ると、「もう1戸増やせば収入が倍になるのでは」と考える方は少なくありません。実は、複数戸の保有にはメリットだけでなく、見落としがちなリスクもあります。

2戸目の判断を誤ると、空室やコストが重なり、家計全体を圧迫しかねません。この記事では、マンション投資で複数戸を持つメリットとリスク、そして2戸目に進むための具体的な判断基準を解説します。

マンション投資で複数戸を持つメリットとリスク

マンション投資の複数戸を持つメリットとリスクの「MERIT」が出ている写真画像

マンション投資で複数戸を保有する選択は、収入面でもリスク管理面でも大きな影響を与えます。ただし、メリットばかりに目を向けると足をすくわれかねません。

ここではメリットとリスクの両面を整理し、複数戸保有の全体像をつかんでいきましょう。

収入増加とリスク分散が複数戸の強み

複数戸を持つ一番のメリットは、家賃収入の増加です。

たとえば月8万円の家賃収入がある区分マンションを2戸保有すれば、月16万円の収入になります。ローン完済後は管理費や固定資産税を差し引いた分がそのまま手取りになるため、保有戸数が多いほど老後の収入基盤は厚くなります。

加えて、エリアを分散して物件を持てば、災害リスクや空室リスクの軽減につながります。1戸だけの場合、その物件で空室が発生すると家賃収入はゼロになります。

一方で2戸を別々のエリアに持っていれば、片方が空室でも、もう一方の家賃でローン返済を補える可能性があります。

節税面でも複数戸保有は有利に働きます。物件ごとの不動産所得で赤字と黒字を相殺できるため、修繕費や減価償却費で赤字が出た物件があれば、課税所得を圧縮して所得税・住民税の負担を抑えられます。

コスト増とキャッシュフロー悪化に要注意

戸数が増えればランニングコストも比例して増加します。管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険料といった固定費は、空室でも支払いが発生する点を忘れてはいけません。

下の表で、1戸と2戸保有時のキャッシュフローの変化を比較してみましょう。

項目1戸保有2戸保有
月額家賃収入8万円16万円
ローン返済6万円12万円
管理費・修繕積立金1.5万円3万円
月間手残り(満室時)0.5万円1万円
空室発生時の収支−7.5万円−6.5万円

この表からわかるとおり、満室時の手残りは戸数に比例して増えますが、空室が出た際の赤字も大きくなります。特に2戸同時に空室が発生すると、月15万円の持ち出しが生じる計算です。築年数が経過した物件では修繕積立金の増額や突発的な設備交換も想定されるため、「家賃収入が倍になる」という期待だけで判断するのは危険といえるでしょう。

失敗しない!2戸目に進む3つの判断基準

ノートから吹き出しで基準と出てきている写真

複数戸のメリットとリスクを理解したうえで、重要になるのは「いつ、どんな条件で2戸目に進むか」という判断基準です。

ここでは、2戸目購入を検討する際に確認すべき3つのポイントを具体的に解説します。

1戸目の運用実績を数字で確認する

2戸目を検討する前に、まず1戸目が安定して黒字を出せているかを確認しましょう。確認すべき数字は、入居率・実質利回り・年間キャッシュフローの3つです。

入居率が年間を通じて95%以上を維持し、家賃収入から経費を引いた実際の収益率が購入時の想定を下回っていなければ、1戸目は順調に運用できていると判断できます。

逆に、空室期間が年間2か月以上ある場合や、修繕費の持ち出しが続いている場合は、1戸目の改善が先です。

エリアと物件タイプを分散させる

2戸目は、1戸目と条件の異なる物件を選ぶのが原則です。同じエリア・同じ間取りの物件を買い増すと、地震や台風などの災害時に2戸同時に被害を受けるリスクが高まります。

分散の考え方として有効なのは、東京都心と横浜エリア、単身者向けとファミリー向け、新築と築浅中古の3軸で1戸目と異なる物件を選ぶ方法です。入居需要が減る時期やタイミングが異なる物件を持つことで、2戸同時に空室になるリスクを下げられます。

手元資金の余裕を確保してから動く

2戸目のローン審査に通ることと、買って良いかどうかは別の問題です。融資が通っても、手元資金に余裕がなければ、突発的な修繕費や空室期間中のローン返済に対応できません。

目安として、2戸分の固定費の6か月分を手元に確保しておくと、想定外の出費にも落ち着いて対処できます。生活防衛資金とは別枠で用意する点がポイントです。

まとめ|複数戸で資産を増やすために押さえるべきポイント

積み木でまとめと書いてある写真

マンション投資で複数戸を保有すれば、収入増加・リスク分散・節税といったメリットを得られます。一方で、コスト増加やキャッシュフロー悪化のリスクも戸数に比例して大きくなるため、勢いだけで2戸目に手を出すのは避けましょう。

2戸目に進む前に確認したいのは、1戸目の運用実績が安定しているか、エリアや物件タイプで分散できているか、そして手元資金に十分な余裕があるかの3点です。この3つをクリアしたうえで2戸目の購入に踏み切れば、複数戸保有のメリットを活かした安定的な資産形成が見えてきます。まずは1戸目の収支を改めて数字で確認するところから始めてみましょう。

クラウド管理編集部
著者

クラウド管理編集部

最近読んだ記事Recently