マンション投資の売却タイミング|利益確定と損切りの「判断基準」

マンション投資の売却タイミング|利益確定と損切りの「判断基準」

この記事の3行まとめ

  • 利益確定の売り時は「5年超保有・相場上昇・低金利」の3条件が揃ったとき
  • 将来の修繕リスクや税金負担の急増が迫るなら、赤字でも「損切り」が正解
  • 投資専門の不動産会社を選び、手数料と税金を抑えて手元資金を最大化する
目次

「今、マンションを売るべきか、持ち続けるべきか?」不動産価格が上がるたびに、悩むオーナーは少なくありません。投資用マンションの売却で最も重要なのは「高値売り」だけではなく、損失が拡大する前に撤退する「損切り」の判断です。

この記事では、利益を確保するための売り時と、撤退の基準、そして手元にお金を残すための具体的な戦略を解説します。この記事を読めば、あなたの大切な資産を守る方法が見つかるはずです。

「利益確定」か「損切り」か?マンション投資の売却タイミング

マンション投資の売却タイミングに悩み「?」マークがたくさんある写真

投資用マンションの売却において、重要なのは「いつ売るか」というタイミングの見極めです。売却には、市場の動向を見極めて利益を確定させる「攻めの売却」と、これ以上の損失を防ぐために手放す「守りの売却」があります。

この2つの視点を持つことが、最終的な資産形成の結果を大きく左右します。ここでは、それぞれの判断基準について具体的に解説していきます。

利益を大きく確保できる3つの「売り時」サイン

保有物件が以下の条件に当てはまる場合、利益確定のタイミングです。

  • 所有期間が5年超え
    5年を超えることで譲渡所得税率が約39%から約20%へ半減し、手取り額が大幅に増える*1
  • 周辺相場の上昇
    再開発などで地価が上がっていれば、大きな売却益が期待できる
  • 低金利の時期
    買い手の購買意欲が高まり、高値売却につながりやすくなる

これらのサインが重なった時は、迷わず売却へ動き出しましょう。

*1引用:オリックス銀行株式会社「譲渡所得とは不動産を売った利益|計算方法、特例、確定申告まで解説」(2024年4月)

【重要】赤字でも途中で辞めるべき損切りの判断基準

投資で難しいのが「損切り」ですが、以下の状況ならすぐに売却すべきです。

  • 毎月の収支が慢性的にマイナスで、家賃上昇も見込めない場合
    これは資産ではなく負債を抱えている状態です
  • 半年以上の空室が続き、リフォーム費用も捻出できない場合
    傷が浅いうちに手放すのが賢明です

「いつか上がる」という根拠のない期待は捨てて、損失額と現在の売却額を比較し、トータルの痛手が少ない方を選ぶ勇気を持ちましょう。

保有し続けるリスクとの比較

売却を決断できない場合は、持ち続けることで発生する以下のリスクも計算に入れましょう。

  • 税金負担の急増
    減価償却期間が終わると、経費計上できる額が減り、税金が増えます。帳簿上は黒字なのに、手元の現金がどんどん減っていくため、資金繰りが悪化してしまいます
  • 修繕費や維持費の増大
    築15年を超えると、給湯器やエアコンの交換、修繕積立金の値上げなど、支出が増えていきます

将来のリスクを直視し、今売却することで得られる「精神的な解放」と「現金の確保」の価値を冷静にシミュレーションすることが重要です。

売却益を確実に残す!高く売るための戦略と手続き

マンション投資で売却益を矢印とUPの文字で表している写真

「売り時」を決めたら、次は「手元にお金を残す」ための戦略を実行します。マンション売却は不動産会社任せにせず、オーナー自身がコスト意識を持つことで、最終的な手取り額に数百万円の差がつきます。ここでは、スムーズな手続きと賢いコスト削減法を解説します。

査定から売却完了までの基本的な流れと期間

売却活動を開始してから現金化されるまでは、通常3〜6ヶ月が目安です。*2具体的なステップは以下の通りです。

  1. 査定・媒介契約:複数の会社に査定を依頼し、契約を結ぶ
  2. 売却活動・交渉:買い手を探し、価格等の条件を調整する
  3. 売買契約:合意したら契約を結び、手付金を受け取る
  4. 決済・引き渡し:残代金を受け取り、完了

なお、投資用物件は入居者がいる状態で売る「オーナーチェンジ」が一般的です。居住用のような内見対応の手間がないため、比較的スムーズに進む傾向があります。ただし、資金が必要な時期から逆算して早めに動き出すことが重要です。

*2引用:株式会社ウィーブ「マンションを売却して現金が入るまでの流れは?すぐ現金化するポイントを解説」(2025年3月)

売却コストと税金を抑えて「手元に残るお金」を増やす方法

手元資金を最大化するには、コスト管理が不可欠です。主要な費用は以下の通りです。

項目費用の目安ポイント
仲介手数料売買価格×3%+6万円+消費税*3上限額であり交渉可
印紙税1〜3万円*4電子契約で節約可
譲渡所得税利益の約20%or39%*55年超保有で低減*1


特に税金は、過去の取得費や譲渡費用を正確に計上することで圧縮可能です。領収書等を整理し、漏れなく経費計上しましょう。

*3引用:株式会社Speee「仲介手数料上限額は不動産売却だといくら?計算方法を紹介」(2025年10月)

*4引用:smlt運営「不動産に関する税金などを瞬時に計算・シミュレーション|リアルタイムシミュレーター」

*5引用:松屋不動産販売株式会社「不動産の所有期間で税金がどう変わる?実例付きで徹底解説」(2024年7月)

投資用物件に強い不動産会社の選び方

売却成功のポイントはパートナー選びです。居住用と投資用ではノウハウが全く異なります。投資用物件の買い手は投資家であるため、利回り計算や融資付けに精通した会社でなければ売れません。

投資用不動産の売買実績を確認し、1社だけでなく3社以上に査定を依頼しましょう。査定額の根拠と担当者の熱量を比較し、あなたの利益を最優先に考えてくれる会社を選ぶことが重要です。

まとめ|賢い「投資の終わらせ方」で資産を守ろう

ノートの上に付箋が置いてある。マンション投資売却のタイミングについてのまとめの文字が書いてある写真

今回は、マンション投資の売却タイミングと戦略について解説しました。投資を成功させるには「5年超保有・相場上昇・低金利」のチャンスを逃さず、確実に利益を確定させることが最善策です。

もし現在赤字が続いているなら、勇気を持って「損切り」を決断することも大切です。貴重な資産と未来を守るための立派な戦略です。どのような形で終わらせるかが、投資全体の価値を決めます。

信頼できる専門家を味方につけ、コストを抑えながら賢く手仕舞いすることで、次のライフステージへの資金を確保しましょう。この決断が、より豊かな未来への第一歩となるはずです。

クラウド管理編集部
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