【完全版】マンション管理の防災対策|備えるべき備蓄品リスト

【完全版】マンション管理の防災対策|備えるべき備蓄品リスト

この記事の3行まとめ

  • マンション防災は「在宅避難」が基本!水や食料は各家庭で備える
  • 管理組合は個人で持てない「トイレ・救助工具・発電機」を優先
  • 補助金やイベント活用でコスト削減!賢い防災で資産価値も守る
目次

近年、大きな災害が増えていて、「マンションの防災対策、どうしよう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。「何から始めればいいかわからない」「予算が足りない」という理事の方も多いはずです。でも、焦ってあれこれ買うのはNGです。無駄な出費になってしまい、将来の大事なお金(資産価値)を減らしてしまうかもしれません。

この記事では、お金のプロ(FP)である筆者が、安くて効果バツグンの「賢い防災対策」と「本当に必要な備蓄リスト」をわかりやすく解説します。これを読めば、あなたのマンションにぴったりの備えが見つかります。

マンション管理の防災対策|選ぶべき備蓄品と運用法

小さな黒板に防災対策と書いてある。
防災対策の周りに、火災、水害、地震、停電と吹き出しで書いてある写真

マンションの防災で一番大切なのは、「避難所に行かず、自宅で過ごすこと(在宅避難)」です。なぜなら、マンションは頑丈で、地震で倒れる心配が少ないからです。避難所での生活は、プライバシーがなく、病気やストレスのリスクも高くなります。

そのため、マンションに住んでいる人は、基本的には自宅で生活を続けることが推奨されています。管理組合の目標は、「電気や水道が止まっても、みんなが自宅で安全に暮らせる準備をすること」です。ここでは、そのための考え方と、安くて効果が高い備蓄品について解説します。

災害対策の基本となる「在宅避難」と役割分担

マンションの防災では、「住民個人ができること」と「管理組合がやること」をハッキリ分けるのが、無駄をなくすコツです。マンションは頑丈なので、災害時も自宅に残る「在宅避難」が基本になります。そのため、各家庭で必要な水や食料(最低3日分、できれば7日分)、薬、カセットコンロなどは、住民それぞれで用意してもらうのが一番です。

一方で、管理組合がやるべきなのは、個人の力ではどうにもならない部分です。具体的には、共用部分の電気やトイレの確保、情報のやり取りなどです。このように役割を分担すれば、管理組合が大量の食料を管理して、賞味期限切れで捨てるような無駄を防げます。

管理組合が備えるべき必須備蓄品

管理組合がお金を使うべきなのは、「みんなで使う場所」「救助」に必要な道具です。具体的には、以下のアイテムを優先して揃えましょう。

  • マンホールトイレ・簡易トイレ:大地震の後は、部屋のトイレが流せなくなることが多いです。敷地内のマンホールの上に設置できるトイレが必要です。 
  • 発電機・蓄電池:停電しても、管理室で情報を集めたり、スマホを充電したりするために必要です。カセットボンベで動くタイプなら、燃料の保管も簡単です。 
  • 救助用工具セット:バールやジャッキ、担架などです。ドアが歪んで開かないときや、けが人を運ぶときに使います。エレベーターの中に、非常用のトイレや水が入った箱を置いておくのも安心です。 
  • ラジオ・トランシーバー:スマホがつながらない時に備えて、情報を集めるラジオや、別の階と連絡を取るトランシーバーがあると便利です。

これらは個人で持つのは難しいですし、災害が起きてすぐに必要になるものばかりです。管理費を使ってでも、しっかり揃えておく価値があります。

資産価値を守る!コストを抑えた賢い運用ポイント

防災対策は、ただ物を買えば終わりではありません。将来のことも考えて、賢く運用しましょう。一番大事なのは、自治体の補助金(助成金)を使うことです。多くの自治体では、「防災グッズを買うお金」や「防災倉庫を作るお金」を出してくれます。これを使えば、自分たちで払うお金をぐっと減らせます。

また、備蓄品の「捨てない工夫」も大切です。もし水や食料を備蓄するなら、賞味期限が近づいたものを防災訓練の参加賞として配ったり、マンションのお祭りで使ったりしましょう。こうすれば、捨てる費用がかかりませんし、住民にも喜ばれます。

年に一度、防災イベントとして発電機を動かしてみたり、トイレを組み立ててみたりするのもおすすめです。みんなで協力する体験は、マンションの仲を深め、「いいマンションだな」という評判(ブランド力)にもつながります。

まとめ|賢い防災対策で安心と資産価値を守ろう

人の手でガラス張りのところに文字を書いている様子の写真。文字は赤字で「まとめ」と書いてある。

マンションの防災対策において最も大切なのは、不安からあれこれ買い込むのではなく、「誰が何をやるか」をハッキリさせておくことです。水や食料は「各家庭」、救助道具やトイレ対策は「管理組合」と割り切って役割分担をしましょう。

その上で、管理組合の予算は個人では持てないマンホールトイレや発電機などに集中させることが重要です。補助金を活用したり、期限切れが近いものをイベントで配ったりしてコスト管理を徹底すれば、無駄な出費も抑えられます。

これらを実践すれば、管理費の無駄遣いを防ぎながら、みんなが安心して暮らせる「災害に強いマンション」を作れます。まずは次回の理事会で、「今の備えはどうなっているか?」を確認することから始めてみてください。

クラウド管理編集部
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