カメムシは、秋になるとマンションでも大量に発生し、ベランダや窓、玄関などから室内へ侵入することがあります。
しかし、やみくもに駆除するだけでは根本的な解決にならず、毎年同じ被害を繰り返してしまうケースも少なくありません。
この記事では、マンションでカメムシが発生する原因や対策、注意点について解説します。
この記事の3行まとめ
- マンションでカメムシが発生する原因や、ベランダや窓の隙間から入り込む侵入経路がわかる
- ベランダの掃除や隙間の封鎖、防虫剤の活用など、自分でできるカメムシ対策や予防方法を紹介
- 大量発生している場合や共用部分が原因の場合など、管理会社へ相談すべきケースや注意点を解説
カメムシを寄せ付けないためにも、原因に合わせた対策方法を確認していきましょう。
マンションでカメムシが発生する原因とは?

カメムシは、突然マンションに現れているわけではありません。
実は、カメムシの習性とマンションの周辺環境が重なることで、発生しやすい状況が生まれています。
また、一度居心地の良い場所だと認識すると、毎年同じ場所へ集まることも少なくありません。
効果的に対策するためにも、まずはカメムシが発生する原因を知っておきましょう。
光に集まる習性がある
カメムシには光に集まる習性があるため、夜間の共用灯やベランダの照明、室内から漏れる明かりなどに引き寄せられます。
また、白色や明るい色の外壁は太陽光を反射しやすく、カメムシが集まりやすい環境になることもあります。
夜間に窓を開ける際は、必要以上に照明をつけないことも対策の一つです。
マンション周辺に自然が多い
マンションの近くに公園や河川、畑、街路樹などがある場合は、カメムシが発生しやすくなります。
カメムシは植物の汁を吸って生活しているため、自然が豊かな環境ほど生息しやすいからです。
また、ベランダで植物や家庭菜園を育てている場合も、種類によってはカメムシを引き寄せる原因になります。
周辺環境を大きく変えることはできませんが、ベランダの環境は見直しておくとよいでしょう。
越冬場所として建物を選んでいる
カメムシは寒さに弱く、秋から冬にかけて暖かい場所へ移動する習性があります。
そのため、マンションの外壁やベランダ、窓の隙間などに集まり、越冬場所として利用することがあります。
また、わずかな隙間でも侵入できるため、知らないうちに室内へ入り込んでいるケースも少なくありません。
特に秋は発生が増える時期のため、早めに侵入対策を始めることが大切です。
マンションは何階でもカメムシが発生する可能性がある

「高層階だからカメムシは来ない」と思う人もいるかもしれませんが、実際には何階でも発生する可能性があります。
ここでは、高層階でもカメムシが発生する理由を紹介します。
10階以上でも侵入することがある
カメムシは、自力で飛ぶだけでなく、上昇気流や風に乗って高い場所まで移動できます。
そのため、低層階だけでなく、中層階や高層階でも発生することがあります。
また、洗濯物や荷物に付着したまま室内へ侵入するケースも少なくありません。
高層階でも油断せず、日頃から予防を心がけることが大切です。
階数より周辺環境の影響が大きい
カメムシの発生には、階数以上に周辺環境が影響します。
例えば、公園や河川、畑、森林などが近くにあるマンションは、カメムシが発生しやすい傾向があります。
また、共用灯や街灯が多い場所も、光に集まる習性によって飛来しやすくなります。
マンションの立地条件を把握しておくと、発生時期や予防策も考えやすくなるでしょう。
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マンションで自分でできるカメムシ対策

カメムシ対策では、見つけてから駆除するよりも、室内へ侵入させないことが重要です。
一度侵入すると臭いが発生したり、室内のさまざまな場所に隠れたりするため、対処が大変になる場合があります。
まずは、日常生活の中で取り入れやすい予防策から始めてみましょう。
窓や網戸、玄関の隙間を塞ぐ
カメムシは、わずかな隙間からでも室内へ侵入します。
特に、網戸の破れや窓サッシの隙間、玄関ドアの隙間などは侵入経路になりやすい場所です。
また、換気口やエアコンの配管周辺も確認しておくとよいでしょう。
必要に応じて隙間テープや専用フィルターを活用し、侵入経路を減らすことが大切です。
ベランダを整理整頓する
ベランダに荷物を置きっぱなしにしていると、カメムシの隠れ場所になることがあります。
特に、使っていない段ボールや植木鉢、収納ケースなどは注意が必要です。
また、枯れ葉やゴミを放置すると、虫が集まりやすい環境になってしまいます。
定期的に掃除を行い、カメムシがとどまりにくい環境を整えましょう。
照明対策を行う
カメムシは光に集まる習性があるため、照明の使い方を見直すことも有効です。
夜間にベランダの照明を長時間つけっぱなしにしないことや、カーテンを閉めて室内の光が外へ漏れにくいようにすることも対策になります。
また、共用部分の照明が原因になっている場合は、管理会社へ相談することも検討しましょう。
洗濯物を取り込む前に確認する
カメムシは、洗濯物に付着して室内へ侵入することも少なくありません。
特に、白色や明るい色の衣類は付着しやすい傾向があります。
洗濯物を取り込む際は、軽く払ってから室内へ入れる習慣をつけると安心です。
また、カメムシが多い時期は、部屋干しや浴室乾燥機を活用するのも一つの方法です。
管理会社に相談すべきケースと注意点

カメムシの被害が広範囲に及んでいる場合は、自分だけで解決しようとせず、管理会社へ相談することも大切です。
ここでは、管理会社へ相談したほうがよいケースを紹介します。
共用部分に大量発生している場合
共用廊下やエントランス、外階段、ゴミ置き場などに大量発生している場合は、個人で対応しないようにしましょう。
共用部分はマンション全体で管理しているため、無断で殺虫剤を散布したり、防虫グッズを設置したりすることは避ける必要があります。
被害を見つけたら、発生場所や時間帯を写真に記録し、管理会社へ相談すると状況が伝わりやすくなります。
共用灯が原因になっている場合
カメムシは光に集まる習性があるため、共用灯の周辺に集まるケースも少なくありません。
特に、夜間に共用廊下へ大量発生している場合は、照明の種類や点灯時間が影響している可能性があります。
住民だけで改善することは難しいため、管理会社へ相談し、照明の変更や調整が可能か確認してみましょう。
毎年繰り返し発生している場合
毎年同じ時期に大量発生している場合は、建物全体に原因がある可能性があります。
建物の隙間や周辺環境など、個人では対策しきれないケースも少なくありません。
また、被害が長期間続く場合は、専門業者による点検や対策が必要です。
自分で対処しても改善しない場合は、早めに管理会社へ相談しましょう。
マンションのカメムシ対策は「駆除」より「侵入予防」が重要

マンションのカメムシは、一時的に駆除しても、発生原因が解消されていなければ何度も繰り返し現れる可能性があります。
そのため、カメムシ対策では、駆除することよりも侵入させない環境づくりを意識することが大切です。
まずは、窓や網戸、玄関などの隙間を塞ぎ、ベランダを整理整頓するなど、自分でできる予防策から始めてみましょう。
カメムシは早めに対策するほど被害を抑えやすくなります。
大量発生する前に予防を行い、快適な住環境を維持しましょう。