「マンションの大規模修繕2回目は、1回目より費用が高くなるって本当?」「修繕積立金だけで足りるの?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
近年は、資材価格や人件費の高騰によって、修繕積立金不足や一時金徴収が問題になるマンションも増えています。
この記事では、マンション大規模修繕2回目の費用相場や1回目との違い、費用が高くなる理由、払えない場合の対処法までわかりやすく解説します。
この記事の3行まとめ
- マンション大規模修繕2回目は築25〜30年前後で行われることが多い
- 2回目は設備更新工事などが増え、1回目より費用が高くなりやすい
- 修繕積立金不足に備え、早めの資金計画が重要
まずは、マンション大規模修繕2回目の時期や費用相場から確認していきましょう。
マンション大規模修繕2回目はいつ?費用相場はいくら?

マンションの大規模修繕は、建物の劣化を防ぎ、安全性や資産価値を維持するために行われます。
一般的には約12〜15年周期で実施されますが、マンションの規模や設備、劣化状況によって時期や費用は大きく変わります。
ここでは、2回目の大規模修繕の時期や費用相場について解説します。
2回目の大規模修繕は築25〜30年前後が目安
マンションの大規模修繕は、国土交通省の長期修繕計画ガイドラインでも、おおむね12〜15年周期が目安とされています。
そのため、1回目の大規模修繕は築12〜15年前後、2回目は築25〜30年前後で行われるケースが多いです。
特に2回目は、建物だけでなく設備の老朽化も進みやすく、1回目より修繕内容が増える傾向があります。
また、マンションによっては劣化状況に応じて実施時期が前後することもあります。
マンション大規模修繕2回目の費用相場
マンションの大規模修繕の費用相場は、1戸あたり100万円〜150万円程度です。
特に、タワーマンションや機械式駐車場があるマンション、共用設備が多いマンションは、費用が高額になりやすい傾向があります。
さらに近年は、資材価格や人件費の高騰によって、大規模修繕費用が上昇している点にも注意が必要です。
国土交通省の実態調査でも費用上昇傾向が見られる
近年のマンション大規模修繕では、工事費用の上昇が課題になっています。
背景には、建築資材価格の上昇や人手不足による人件費高騰、設備更新工事の増加などがあります。
特に2回目以降は外壁補修だけでなく、給排水管の更新やエレベーターのリニューアルなどの設備更新工事が必要になるため、「1回目と同じ感覚」で考えていると、想定以上の費用負担になる可能性が高いです。
マンション大規模修繕2回目と1回目との違い

マンション大規模修繕2回目は、1回目と比べて修繕範囲や費用が大きくなりやすい傾向にあります。
1回目は外壁補修や防水工事など、建物表面のメンテナンスが中心になることが多い一方、2回目では設備の老朽化も進むため、より大規模な工事が必要です。
1回目より修繕範囲が広がりやすい
2回目の大規模修繕では、建物全体の劣化が進むため、1回目より修繕範囲が広がります。
特に築25〜30年前後になると、外壁や防水部分だけでなく、共用設備や配管などにも不具合が出始めます。
そのため、工事項目が増え、結果的に費用も高額になるでしょう。
給排水管・設備更新など高額工事が増える
2回目の大規模修繕では、給排水管やエレベーター、機械式駐車場、消防設備などの設備更新工事が必要になります。
これらの工事は費用が高額なため、2回目の大規模修繕費用が上がる要因となっています。
資材価格や人件費高騰で費用が上がりやすい
近年は、建築資材価格や人件費の高騰によって、大規模修繕工事そのものの費用が上昇しています。
そのため、以前の長期修繕計画では足りず、修繕積立金不足が問題になるマンションも少なくありません。
また、今後3回目の大規模修繕では、さらに費用負担が大きくなる可能性もあるため、早めに資金計画を見直す必要があります。
マンション大規模修繕2回目で行う主な工事内容

マンション大規模修繕2回目では、建物だけでなく共用設備の老朽化も進みむため、工事内容が大規模化します。
ここからは、2回目の大規模修繕で行う主な工事内容を紹介します。
外壁・防水工事の再施工
2回目の大規模修繕でも、1回目同様に外壁補修や屋上防水工事が行われます。
外壁のひび割れや塗装劣化、防水性能低下を放置すると、雨漏りや建物劣化につながります。
マンションの資産価値を守るためにも、マンションの資産価値を守るためにも、定期的な補修や防水性能の維持は重要です。
エレベーター・機械式駐車場の修繕
2回目では、共用設備の更新や修繕が必要になるケースが多いです。
特に、エレベーターや機械式駐車場、消防設備などは、修繕費用が高額になりやすい設備です。
共用部リニューアルやバリアフリー対応
築年数が古くなると、居住性や資産価値維持を目的に、設備改善を同時に進めるマンションもあります。
たとえば、エントランスの改修や宅配ボックス設置、LED化、バリアフリー対応などです。
マンション大規模修繕費用が払えない場合の対処法

マンション大規模修繕2回目では、想定以上に費用が高額になり、「修繕積立金だけでは足りない」というケースもあります。
ここからは、費用不足が発生した場合にどう対応するかを紹介していきます。
修繕積立金を見直す
修繕積立金不足が見込まれる場合は、積立金の値上げを検討するケースがあります。
特に古いマンションでは、当初の積立金設定が低く、2回目以降の大規模修繕費用に対応できないことがあります。
ただし、急激な値上げは区分オーナーの負担増につながるため、早めに長期修繕計画を見直すことが重要です。
一時金徴収や借入を検討する
修繕積立金だけでは不足する場合、一時金徴収や管理組合での借入を行うケースもあります。
一時金徴収では、区分オーナーに対して数十万円以上の追加負担が発生する可能性が高いです。
また、金融機関から借入を行う場合は、将来的な返済計画も考慮する必要があります。
工事内容の優先順位を整理する
費用不足が大きい場合は、工事内容の優先順位を整理する方法もあります。
安全面に関わる工事や雨漏り対策、設備故障リスクが高い工事などを優先し、緊急性の低い工事を次回以降へ回しましょう。
ただし、必要な修繕を先延ばしにすると、将来的にさらに費用が高額になる可能性もあるため注意が必要です。
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マンション大規模修繕2回目で失敗しないポイント

マンション大規模修繕2回目では、事前準備や管理体制を整えることが大切です。
「修繕積立金が足りない」「想定以上に費用がかかった」といったトラブルを防ぐためには、早めに対策を進めましょう。
管理会社に任せきりにしない
大規模修繕では、管理会社主導で話が進むケースが多いです。
しかし、提案内容を十分に確認せず進めてしまうと、必要以上の工事や高額な見積もりにつながる可能性もあります。
そのため、管理組合や区分オーナー側でも、工事内容や費用内訳、修繕優先順位などを確認しておきましょう。
複数社から見積もりを取る
大規模修繕工事の費用や提案内容は、施工会社によって異なります。
そのため、1社だけで決めるのではなく、複数社から見積もりを取り比較しましょう。
特に、工事項目や使用材料、保証内容、アフター対応は、事前に確認しておく必要があります。
長期修繕計画を早めに見直す
2回目の大規模修繕では、当初の想定より費用が高くなることも少なくありません。
修繕積立金不足を防ぐためにも、定期的に長期修繕計画を見直すことも大切です。
また、築年数が進むと3回目の大規模修繕費用も視野に入れなくてはいけません。
将来的な負担増を避けるためにも、早い段階から資金計画を立てておきましょう。
失敗しないマンション大規模修繕!適正価格と公平な業者選定の進め方
マンション大規模修繕2回目は早めの資金計画が重要

マンション大規模修繕2回目は、築25〜30年前後で行われることが多く、1回目より費用が高額になる傾向があります。
特に、共用設備の更新工事が増えることで、修繕積立金だけでは不足する可能性もあるので注意が必要です。
また近年は、資材価格や人件費の高騰によって、大規模修繕費用自体も上昇しています。
そのため、定期的な長期修繕計画の見直しをして、修繕積立金不足への対策を行いましょう。
実際に大規模修繕を行う際には、複数社の見積もり比較することも重要です。
マンションの資産価値や安全性を維持するためにも、「まだ先の話」と考えず、2回目の大規模修繕に向けた準備を進めていきましょう。